歯の健康コラム

ちょっと気になる歯のあれこれ

みずたにデンタルクリニックでは定期的に歯のコラムを掲載しています。
歯についての知識が、あなたの歯を守ることになると考えております。

むし歯菌は親から子へ直接感染する

歯育教室 〜生後0ヶ月から6ヶ月〜 歯固めと授乳期の食生活、赤ちゃんの将来のムシ歯リスク下げる為にお母さんが出来る事☆

今月は、歯固めと授乳中の食生活、そして、赤ちゃん将来のムシ歯リスクを下げる為にお母さんが出来る事についてお話します。

<歯の健康を守る為に心がけましょう>

赤ちゃん

歯が生える頃になると、歯ぐきがかゆくなって、機嫌が悪くなったり、目に付く物に噛み付いたりすることもあります。そういった場合には、歯固めを与えてもいいでしょう。

歯が生える少し前から、よだれの量が増えたり、歯ぐきがむずがゆくなって、それを紛らわすかのように、やたら物を口に入て噛んだり、不快感でぐずったりする事があります。
意外と赤ちゃんの噛む力は強いので、壊れやすい物や喉につまりやすい物、あと不潔な物がお口に入らないよう注意をしなければなりません。
必ずしも、歯固めを与えなくてはいけないという事はありませんが、やたらと何かに噛み付く場合は、噛んでいいものという物を決めて、赤ちゃんの手の届く範囲に、歯固めを置いておくのも一つです。
歯固めは、固めのゴムのような安全な素材で出来ていたり、天然の木で出来ていたりと、様々ですが、赤ちゃんが噛んでも壊れにくく、舐めても安全な素材で、もちろん大きさも飲み込めないように考えられていますから、噛みたがるようになった赤ちゃんに安心して持たせることができます。
また、最近では、噛む事で、赤ちゃんの五感に訴えたり、赤ちゃんの発育を促すような機ノウがある物も多く出ています。

母乳をあげていると、喉がかわいたりお腹がよく空くので、間食もしがちになります。歯の健康の為にも、質のいい母乳を出す為にも、ジュースや糖分の多いお菓子などは控え、バランスのよい食生活を送るようにしましょう。

授乳中は、母乳を作り出す為に、一日のカロリー所要量も妊娠前より+450kcalと言われています。授乳量が増えていくにつれて、お腹が減ったり、喉がかわいたりするお母さんも多いはず。ですが、不規則にだらだらと間食していると、お口の中が長時間酸性に傾き、ムシ歯になりやすくなる為、きちんと食事の時間と間食の時間を決めるようにしましょう。
特に酸性の強い炭酸飲料や糖分の多い清涼飲料水は控えるように心がけ、飲み物はカフェインレスのお茶などを飲むようにしましょう。
また、授乳中にお母さんが食べたも栄養は、授乳によってそのまま赤ちゃんに移行します。
授乳中に食べるとよいとされている栄養素としてあげられるのは、妊娠中に不足しがちな鉄分・カルシウム・葉酸・タンパク質などです。それらの栄養素は、赤ちゃんの歯ぐきの中で育つ乳歯や永久歯の質を高めるのに欠かせない栄養素でもあります。高タンパク低脂肪の大豆製品や青葉などの野菜や小魚などに含まれていまあす。カルシウムは吸収率をよくする為に、ビタミンDやビタミンCと一緒にとる事が大切です。また、加工食品や清涼飲料水を摂り過ぎていると、カルシウムの吸収が阻害されます。加工食品の添加物も、授乳から赤ちゃんへ移行しますので、なるべく手作りで、そしてバランス良い食生活を心がけましょう。
そして、間食ですが、甘い物ではなく、出来るだけ低脂肪で糖質が少ない物を選びましょう。脂肪分が多い物や甘い物を食べた後の母乳は、脂肪分が多く出てしまって消化が悪くなったり、糖分によって母乳がドロッとし、乳腺が詰まりやすくなったり、味も不味くなります。
どうしても甘い物が食べたいという場合は、量を少なく、頻繁に食べ過ぎないように心がけましょう。
また、母乳を多く出す為に、高カロリーの食べ物を食べるといいと昔は言っていたようですが、逆に、母乳が出過ぎてしまい、おっぱいのトラブルの原因になる事があります。バランスよく栄養を摂取し、たくさんの水分を摂る事が、質のいい母乳をたくさん作る方法ですので、三度の食事の中に野菜たっぷりの汁物を一品取り入れたり、葉物の副菜を一品増やす等の工夫しましょう。

赤ちゃんに一番よく接するお母さんのお口の中の状態が赤ちゃんに影響します。きちんと歯を磨き、ムシ歯の治療が済んでいない場合は、治療を受けるようにしましょう。治療を受ける際、母乳育児の場合は医師やスタッフにその旨伝えましょう。

ムシ歯の原因菌がゼロで生まれてきた赤ちゃんは、歯が生え始める頃から、周囲の人の唾液を介して感染していきます。ですから、赤ちゃんと一番よく接するお母さんのお口の中にムシ歯やムシ歯の原因菌がたくさんあると、赤ちゃんのムシ歯リスクが高まります。ですので、ムシ歯の原因菌を減らす為にお母さんのムシ歯の治療はもちろん、歯石の除去などのお口のクリーニング、個人のお口の中に合った歯ブラシの仕方の指導やヨボウの処置を受ける事が、赤ちゃんの将来のムシ歯リスクを下げる事につながります。